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阿武町植林保育基金活用:植林初年度の下刈りが終わりました

2019年3月に植林した杉の下刈りが終わりました。こちらも植林同様、阿武町植林保育基金を活用して実施しました。やはり初年度と言う事で、木が小さく、下刈り作業はやりにくいようでした。加えてこの辺りにはツル性の植物が多いと言う事で、2回狩りを実施しました。1度目は、7月の下旬で2度目は9月の下旬です。地元の方の話では、”やっぱりこの辺りは昔、畑だったこともあり土がいいので成長が早いね” との事でした。最近では、保育の手間を省けるように ”エリートツリー” なるものの研究が行われているらしく、2年半で樹高が3mになったりする杉の苗が3年後には市場に出回る予定のようです。この辺りは比較的、積雪量が多いので折れたりしやすいと問題ではありますが、その様に早く成長する木が植えられれば、下刈り作業を大幅に省力化出来るのではないかと思います。植物というのは何でもそうですが、植えた後大きくなっていく様を眺めるのは、なんとも言えない心地よさがあります。この心地よさを一人でも多くの地元の方と共有していきたいものだと思いながら、今年度の保育作業に取組んでいます。
*下の写真は下刈りを実施する前の状況です。完全に杉が隠れてしまっていて、これを切ってしまわないように探しながら行う下刈りは、とても気を使う作業だと思います。