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木材搬出の要 作業道の開設

 木材を山から搬出する方法としては大きく、架線系と車両系の2種類があります。木材の値段が良かったころは、山から架線で木を引っ張る光景を見たりすることがありましたが、近年あまり見かけません。 架線系の搬出は経費が高くつくので、広い面積の全伐地以外では利益をあげ難い為です。対して車両系の集材・搬出は、高性能林業機械の普及等により、コストを下げる事が出来る様になり、現在多くの現場が車両系による搬出となっています。車両系の搬出をする際には、やはり車両が通る為の林道や作業道が重要となってきます。木材の値段が高く、架線系で搬出していた頃のイメージが強い方には、自分の山の木を切って道として提供する事に抵抗がある方もいらっしゃるかとは思いますが、現在は山も住宅地同様、そばに道があることで搬出が有利になり利用価値も上がるというところを、何卒ご理解いただければと思います。
 このように重要な道ですが、吉岡土建では作業道開設用のフェラーバンチャザウルスロボ(0.45・写真の重機)を2台備えて効率的な作業を行っています。もちろん、道は付け方を間違えますと災害など引き起こす原因となる為、施工は当然の事そのルート選定においても、水の流れなどに細心の注意を払い開設を行っています。安全なルートにしっかりとした道を開設することにより、長期的に安定した収益を上げる事が出来るように努めてまいります。
 *2動画とも、再生速度などの編集はしておりません。