お金のなる木

 もしもお金のなる木があったなら、皆さん植えて育ててみたいと思うでしょうか。農作物を育てて出荷されている農家の方なら、おおよそイメージとして持っておられるかとは思いますが、地球上で人間が利用できる植物はみな、お金がなっているのと同じ意味合いと考えられます。高級食材ともなれば、1万円札が鈴なりに実っているのと同じですし、家の庭に出来た柿の実は、さしずめ50円玉が実ったというところでしょうか。杉の木でいいますと、胸高直径32㎝樹高25m1本(樹齢50年付近)で、ほぼ1万円札が1枚実った状態です。しかしここで問題になるのは、収穫の方法です。1万円が実った木を、育てるのにかかったお金と合わせて1万円以上かけて収穫していてはやるだけ赤字になり、林業をやらない方がましとなります。(現在多くの山がこの状態の為、伐採が進んでいません)利益を生み出し、より大きくする方法としては二つしかなく、一つは売上金額を最大に引き上げる事と、もう一つは使う経費を最小に抑える事です。適切な時期に適切な間伐を行い、より高額のお金が実るように努めながら、伐採・搬出などの生産効率を上げ、経費を少しでも安くし、利幅を広げていく事がとても重要となります。
 吉岡土建では、10月にスイングヤーダ1台の増設を行い、フェラーバンチャ(伐倒)・スイングヤーダ(集材)・ハーベスタ(造材)・フォワーダ(運搬)の標準施業システムを、完全2班体制にする事が出来ました。設備があれば、必ずしも生産性が向上するわけではありませんが、少なくとも設備が無ければ生産性を大きく伸ばすことは出来ないでしょう。せっかく地元に育った、たくさんのお金のなる木から上手にお金を集めて、少しでも多くの利益を地域社会と山主様に還元させて行くために、設備と人と共に充実させ、更なる生産性の向上を行っていきたいと考えております。
*下の動画は入社2年目、昨年県の ”林業即戦力短期育成塾” を卒業して一通り林業機械のオペを行っています。